平成29年9月3日左門岳


■岐阜と福井の県境尾根上の左門岳(1223m)を登りました。距離も短く、高低差も少なく、楽勝かと思いましたが、道が草や藪に隠れてわかりにくいのと、浮き石が多かったり、尾根に出る手前の急登で足の置き場を慎重に選ばないと不安定であったりと結構手強かったです。

■全くの想像ですが、ダム周辺の公園の整備と併せて登山道も整備されたのかもしれません。沢を渡る箇所も多く、丸太2本で作られた橋もいくつかありました。しかしその公園(ダムの下流に向かって左岸側)も現在は道の崩落などで使われておらず、人影もありませんでした。登山者自体が少なく、登山道も分かりづらくなっているようです。今日は誰にも会いませんでした。

■その分、自然豊かでニホンカモシカにも出会いました。10mに満たない距離でこちらを見ていましたが、危険でないとわかったのか、そのまま草を食べ始めました。植生豊かで、ニホンジカの影響は少なさそうです。雪が多い地域だからかもしれません。熊がいても不思議ではない雰囲気でしたが、幸い姿は見ませんでした。

■頂上も周りが草木に覆われ、見通しは全くありませんでした。かつて登ったことのある平家岳(この時は九頭竜湖畔で小熊を見ました)や能郷白山もすぐ近くのはずですが、その点やや残念です。下山中の尾根で少し視界が開けるところがありました。

■往復13.7km 4時間49分


上大須ダムの駐車場から歩き出します。 09:59


■ダムの左岸は崖が崩落し通行止め。


■ダムの下流


■スミナガシ。しばらくはダムの右岸側の舗装路を行く。色々な小動物に出会いました。


■コミスジ


■カゲロウがひらひら飛んでいると思ったとたんにこれにパシッと捕まえられてしまいました。オオルリボシヤンマ?


■使われていない公園の東屋。


■ヤマアジサイ?


■ミヤマカラスアゲハ。夏を乗り切り美しい羽根もボロボロに。


■キタキチョウ





■ダイミョウセセリ


■こちらも羽根がボロボロ。


■ゲンノショウコ


■ミドリヒョウモン


■舗装路から林道に入ってから何度も橋を渡りながら沢沿いの道を行く。橋は細く滑りやすいので慎重に。


■ほとんど道が草で隠れている。


■ふと、目の前を大きな何かが横切りました。


■頭の先が茶髪。


■ニホンカモシカです。こちらをジッと見つめています。


■しばらく観察。距離は10mもないくらい。


■草を食べ始めた。こちらには興味なくなったもよう。姿を見せてくれて感謝。





■使われなくなった軌道に沿って歩く。





■当初はかなり整備されていたようです。














■目印を頼りに。











■沢を離れると急登。ホツツジが群生。


■見た目よりも急登でした。


■主尾根に出ると緩やかに。


■産卵場所を探しているのかな。


■歩きやすい道もつかの間でした。


■背の高い笹藪に。クマが出てきそう。


■笹藪が開けたところが頂上。 12:11


■見晴らしはほとんどなく早々に下山開始。
12:22


■待ち受ける笹藪。


■少し視界が開けました。奥に伊吹山。


こちらは能郷白山?











■少しびっくり。壊れた作業用のヘルメットが吊されていた。


■ツリフネソウ




















■舗装路に出ました。アマゴが泳いでいる。














■ツユムシの仲間?











■ダム着。様々な生き物や草花に出会いました。自然豊かな山でした。 14:31


■帰りに近くの神明神社へ立ち寄り。





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