令和元年5月11日 禿山となってしまった霊仙


■鈴鹿山脈の霊仙(三角点1083m)へ久しぶりに登ってきました。多賀町の芹川上流から汗ふき峠を経て、頂上〜近江展望台〜廃村の今畑へ抜ける周回コースです。

■ところが、芹川の支流落合谷沿いに、汗ふき峠に向かう登山道で治山工事が行われていました。そして、見過ごすくらい小さな通行禁止の看板があり、どうしようか迷いましたが、今日の工事は休みのようですし、すでに登ってこられた方に聞くと工事現場の端を抜けると通れるとのことで、右往左往して時間をロスしたものの行くことにしました。そして、汗ふき峠への出合にも通行禁止の看板がありました。工事は仕方が無いけれど、登山者にも配慮していただけるとありがたいのですが。米原側から周回してきた若者も迷っていましたが、汗ふき峠を越えないと、大変な遠回りをしなければならなくなります。当然ながらその若者も峠を越えて榑ヶ畑側へ下りていきました。

■肝心の山の方は、かつての笹原やススキの草原は消え失せ(参考:H21年)、人工的な芝生のような大地に成り果てていました。おそらく、初めて来られた方にとっては開放感一杯で感動されたかもしれませんが。今日も悠然と草を食む(といっても草自体が少ないのに)鹿が3頭いました。恐ろしい鹿の捕食圧。伊吹山も保護柵がなければこのような無残な姿になると思うと心配で成りません。

■19.5km 6時間18分の行程。今回は大分芹川沿いの道を歩きましたが、工事現場の手前にも駐車場がありますので、普通はそこから歩きます。


■芹川のアマゴ








■よく見るとヒメフウロ


■こんな護岸に。








■足下に進入禁止の看板。橋を渡ったらだめ?


■橋を渡らずに右岸(上流に向かって左)の林内の踏み跡を歩く。


■林内から工事現場へ。今日は休み。すでに周回してこられた人に聞くと右端(左岸)を歩くと通過できるとのこと。


■別の周回してきた若者は汗ふき峠を越えて下山して行った。


■汗ふき峠から登ってきた道を振り返ると、しつこいくらいの看板。ここまでするならトラロープ張ればいいのに。 12:49


■峠から尾根を登る。


■ミスミソウ?


■下草が全くない。








■緑が見えて近づくとヤマシャクヤク。


■これはシカも食べないのか。


■森林を抜ける。斜面の模様に若干違和感。


■拡大すると笹を食べ尽くした元凶のシカ3頭。草も少ないのに。











■かつては笹原


■荒涼とした雰囲気の台地


■表土が雨で流れ、川を濁す原因


■かつて笹に覆われていた雨乞伝説のお虎ヶ池。水も少なくなってしまった。





■かつてとは全く別の山


■小屋の周りも笹原だったのに。


■その分見晴らしが良くなった。





■三角点のある頂上 14:12





■雄大な伊吹山もシカの害が深刻に。





■南へ行き最高点へ 14:22











■左に藤原岳と中央やや左に御池岳。遠くに御在所。


■バイケイソウもシカには強そう。





■馬の背の様な南西方向の尾根を行く。





■ぐー





■尾根の道は歩きづらい。


■尾根近くの池


■振り返ると殺伐とした風景


■尾根の下をテント泊の皆さん。下の方が歩きやすそう(本来の道ではない)。


■近江展望台と呼ばれる最後のピーク 15:43


■琵琶湖は霞んでいる。


■展望台を下りたところ。かつてはススキの草原だったのに。


■道がわかりにくく歩きにくい。緑の尾根に向かって歩く。


■ふと横を見ると悠々とした大きな猿


■林内へ入ってすぐの広場。笹峠と言うらしい。かつて名前の通りこのあたりも笹原に囲まれており、道がわからず獣道に迷い込んで、南の谷に下りてしまった。植林だったので杣道もあって安心して下りていたら崖に阻まれ引き返した。危うく遭難する所だった。イノシシの群れに会ったりして、事故寸前だった。GPSを買うきっかけとなった。


■今では、迷うことはなさそうだけれども「獣道注意」の標識


■後は歩きやすい道








■彫り込まれた道


■廃村今畑。下山も間近。


■クリンソウ。これもシカが食べない?





■廃屋(トイレ?)とクリンソウ


■生活の跡


■水が湧いている。











■今畑植林の道を下りて登山口 16:25


■駐車場所に向かって歩く。何かいると思ったらオオゾウムシ。


■とりあえず触ってみる。


■好きな花です。


■どう見ても「猫お化け」


■いよいよシカ害で末期症状の悲しい霊仙だった。


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