平成30年9月

24日(月)伊吹山で体力テスト
■最近どうも体力が落ちた気がして、不安になり、それならホームグラウンドの伊吹山でテストしてみようということで、正面登山道を自分なりのハイペースで登りました。

■その結果、登山口から三角点までで2時間24分かかりました。ふくらはぎが攣りそうになりながら頑張りましたが、去年たまたま「かっとび伊吹の日」に登ってしまい、選手たちが来る前に頂上まで登ってしまおうと頑張った時(巻き込まれると落ち着いて登れない)で約2時間でしたので、明らかにペースが落ちています。その時よりも気温は低いので条件もよかったのに。今年は高山のロングコースを一度も歩いていないので、その影響もあるのかな。ちょっと心配になりました。

■とはいえ、去年の白山や木曽駒ヶ岳で体力の限界を感じていたことを考えると、単に歳のせいかも。一昨年のこんな時やこんな時はもっと元気だったのに。早月尾根はもう一度登りたい。剱岳からの晴天の眺めを見てみたい。

■伊吹山ではたった1ヶ月半で、華やかな季節から、少し寂しいけれど、落ち着いた花の季節に変わっていました。花の移り変わりはあっという間。歳をとるのも・・・ 自分は咲く前に枯れそうです。

■今日はシカを8頭確認しました。すべて東エリアです。中央では見ませんでした。それまで、中央に2頭、東に最大6頭見ていましたので、中央の2頭がAFシカ防護柵をかじって穴を開けたりたり、持ち上げたりして、仲間がいる東エリアに移動したのかもしれません。

■シカがAF防護柵を角で持ち上げて下部のペグを抜いてしまったり、穴を開けたりするので、AF柵の広い範囲で金網(?)で補強されていました。人知れず対策を行ってくださる伊吹山自然再生協議会の実働部隊の方々には頭が上がりません。協力金(1回300円)を納めさせていただいている甲斐があります。

■協議会がされたのかはわかりませんが、正面登山道の偽ショートカット道の入り口を塞ぐ虎ロープも増えていました(伊吹山にはショートカットできる道はありません)。ありがとうございます。


23日(日)恵那の笠置山
■別の高い山に行こうと思っていたのですが、体調の加減から、急遽1127mの笠置山に変更しました。中津川から見ると二ツ森山の南に見える秀麗な山です。前から気になっていました。


17日(月)祝日の今日ですが・・
■天気が怪しく、悩んだ末、岐阜の関ヶ原の近く、菩提山城に登ってきました。かねてから気になっていたハイキングコースですが、そこそこ登り応えもあり、戦国の歴史も感じることができるよい山旅でした。戦国の軍師、竹中半兵衛ゆかりの山城です。詳しくは→こちら



16日(日)福井との県境の池ノ河内湿原
■滋賀県の最北端と福井県との県境の福井県側にある低層湿原、池ノ河内湿原を散策しました。標高約300mの高原ながら、たくさんのメダカがおよいでおり、小さくて可憐な草花もたくさん咲いていました。
詳しくは→こちら


9日(日)その2 違和感のある写真
■7月16日に伊吹山の中央遊歩道エリアにもシカが侵入したことはすでに報告していますが(こちら)、そのときドライブウェイを使っての帰りの休憩所で、人慣れした親子シカに出会いました。その時に非常に違和感を持ったのですが、その写真をもう一度眺めていて、さらに違和感を感じました。親の片耳に人工物が埋め込まれています。おそらく何らかの調査でつけられたタグでしょう。しかし、こんな人慣れしたシカは、野生のシカとは行動パターンが違うため、野生のシカの行動を探るには誤差が大きくて当てにならないと思いますが、どうでしょう。伊吹山の野生のシカよりも痩せているように見えることから、野生のシカとは行動が違うことの証拠とも考えられます。野生のシカを捕まえて、タグうちをして放すならわかりますが。いかがでしょう。


■余談ですが、会員になっている日本自然保護協会(NACS-J)の会誌「自然保護」の9・10月号の特集は「シカ問題」を考えるです。これを読むと、シカがいかに繁殖力が強く、学習能力が高いことが書かれています。そして、南アルプスや大台ヶ原、尾瀬などで、植生を破壊しつつ生息域を広げていることがわかります。対策も書かれていますが、非常に難しい問題であることもわかります。雪には弱いことも。

■NACS-Jの自然保護への(政治的な)主張の一部には賛同しかねるところもありますが、この回は是非多くの方々に読んでいただきたいものです。会報が会員だけにしか見られないのは残念ですが仕方がないでしょう。ただ、タイムラグは大きそうですが、バックナンバーの内容はホームページから見られるようです。



9日(日) 山室湿原のサワギキョウと岩脇山
■今日も天気が悪かったですが、雨の合間を見て山室湿原でサワギキョウを眺めました。前回、たくさん咲いていたサギソウは全くなく、つぼみだったサワギキョウがかわりに咲き誇っていました。花の移り変わりはなんて早いのでしょう。そういえば、伊吹山の草原も夏の花が終わり秋の花が咲き始めていることでしょう。

■そのあと、米原駅の近くにある岩脇(いおぎ)山に登って見ました。登山口から200mほど歩けば頂上に出てしまう小さな山です。しかし、頂上からの眺めは素晴らしかった。小さなお子様と一緒にハイキングするにはちょうどよい山です。


8日(土) 災害と椿大神社
■私の第2のふるさと北海道では6日未明の大地震の後、大停電に見舞われました。さすがに火力発電だけでは、足りないということが明らかになりました。法的規制が少なく、安易な乱立が続く自然エネルギー利用の発電施設は、期待が大きい反面、今のところ、景観の悪化、一部自然破壊、あるいは二次災害のきっかけとなるだけで、いざという時にほとんど役に立っていないようです。

■この地震が、冬に起こっていたら、恐ろしいことになっていたでしょう。親と一緒にポリタンクを抱えて給水場にならぶ子供たちの姿を報道写真でみましたが、凍てついた冬でなかったことは不幸中の幸いと思いました(道産子はそれでも強いとは思いますが)。

■しかし、大地震が冬に起こらない保証はありません。大切な土地や人々を守るため、安全保障のため、もう一度冷静な議論が必要と思います。与党、野党も関係ありません。批判だけでなく建設的な対案が必要です。私は、日本人の技術力と努力と忍耐を信じます。感情論に流れるのでなく、科学的思考に基づいた有意義な議論の後には、必ず復活への道がすぐにも見えてくるでしょう。

■札幌に住む知り合いに確認すると、市内の停電は大分復旧したようです。しかし、道路が液状化したり、手稲など郊外では停電が続いていたりなど、非常な状況は続いています。災害対応で日夜努力しておられる方々にも思いを馳せたいと思います。なんとか早くもとの北の都に戻ってほしいと祈念します。

■一方、台風21号が通過した滋賀でも、未曾有の被害が出ました。湖西では大停電も起こりました。

■目立たないためか、あまり話題にならない琵琶湖にも大きな爪痕を残しました。地元の報道によると伝統漁法である「エリ」の大部分が倒れるなど被害が出ているようです。琵琶湖漁業も高齢化が進んでいるなか、再起ができるのか非常に心配です。コアユやホンモロコ、ふなずしが食べられなくなるのは琵琶湖独特の食文化の終焉を意味します。

■今日は、伊勢国一宮、椿大神社(つばきおおかみやしろ)へ参拝しました。導きの神様、猿田彦神が鎮座されるお社です。科学とは対極のようですが、見えない力にすがり、心の安らぎを求める心理もけして非科学的だとは思いません。


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