令和元年10月20日伊吹山 イヌワシ舞う伊吹山


■伊吹山では、木々が色づき始め、ススキの穂も輝いて秋の装いでした。

■最近まで鳥にはほとんど興味なかったのですが、トビとクマタカとイヌワシの区別がつくようになって、特にイヌワシの存在感が圧倒的で空の王者イヌワシを探すようになってしまいました。

■今日も下山時にイヌワシが現れ、その翼を広げて2mもある大きさで、何故あのような神出鬼没で素早い飛行ができるのか不思議でなりません。多くの方々が魅了されるのもうなずけます。

■滋賀県で初めてイヌワシの生態調査をされた山崎亨さんの「空と森の王者イヌワシとクマタカ」(サンライズ出版)という本によると、天狗のモデルはイヌワシだった可能性があるとのこと。あの大きさと姿を見ていると説得力がある説だと思いました。

■昨年鹿の子供を捕まえて飛んでいるイヌワシの写真が話題になりましたが、人間でも小さな子供さんなら簡単に連れ去られそうで、心配になります。子供が神隠しに遭って、とても歩いて行けないような場所で発見されたりするのも(何かの本で読みましたがタイトル忘れました)、もしかしたら、イヌワシのせいかもしれません。

■日本全国で300羽もいないとのことで、その程度の数で種が保存できているなんて信じられません。その貴重な姿を見ようと思えば簡単に見られる伊吹山は本当にすごい山です。増えすぎた鹿に植生が荒らされ、餌となる小動物が減っていなければ良いのですが。

■登山口を09:51に出発


■3合目。広葉樹は色づいている。 10:53


■地元のボランティアが荒れる登山道を土嚢で補修された。伊吹山を愛するボランティアの献身的な保全活動で、気持ちよく登山ができる。ありがとうございます。


■5合目。屏風の様に立ちはだかる伊吹山。 11:06


■6合目くらいまで土嚢で補修されている。


■何かいる。鹿?


■帰宅してから拡大するとカモシカだった。前にも見た個体と同じに見える。体がオレンジ色で顔が白い。


■土嚢を設置してくださった方々とおそらく同じ人たちが設置してくださったロープの金属の支柱(偽登山道のショートカットを防止)が根元から折れ曲がっている。谷側に折れるならまだしも、山側に折れている。なぜ、そうなる? 修復するのは無理でした。





■頂上を示す日本武尊像 11:59


■三角点 12:00


■乗鞍と御嶽


■濃尾平野


■東エリアの鹿侵入防止AF柵はボロボロのまま。


■琵琶湖に浮かぶ沖島が見える。








■東エリア下部からいつもの「鹿牧場」


■植生が破壊され荒れ放題の斜面








■白山が少しだけ頭を出す。


■北尾根


■湖北。竹生島が見える。


■西エリア入り口で協力金を納めてくださる観光客。協力金は有効に使ってほしい。











■今日もたくさんの登山者。私も下山開始。13:35


■夏のなごりイブキジャコウソウ


■ワシが飛んでいる。





■5合目 14:19


■5合目から撮影


■3合目へ


■ススキが輝く


■また、あのワシが姿を現した。


■急降下


■斜面を嘗めるように飛ぶ。











■拡大。頭が黄色に見える。ゴールデンイーグル。





■自由自在に風を操る。





■細長い翼








■斜面すれすれを飛んだり。


■空高く舞い上がったり。


■見ていて飽きないが、尾根の向こう側へ消えた。





■ヤマラッキョウ


■杓子の森経由して1合目へ。 15:21


■下山。見ようと思えば簡単にイヌワシが見られる伊吹山は素晴らしい。いつまでも伊吹の空を舞っていてほしい。15:38


ページ先頭へ 前へ 次へ ページ末尾へ