令和4年5月29日 ハチクマ舞う伊吹山(DW)


■伊吹山にドライブウェイを使って車で上り、頂上周辺を散策してきました。

■増えすぎたシカの本当の恐ろしさは下から登らないとわかりませんので、伊吹山ドライブウェイ運営会社様にはもっと広報していただいて、協力金に協力していただける観光客を増やしたり、歩行者通行禁止のかつて希少植物が生えていたDW脇の撮影「一等地」でイヌワシを撮っておられるカメラマンの皆様にも協力を呼びかけていただきたいのですが。「登山者」歩行禁止の看板は笹又や国見峠の登山口、ドライブウェイ待避所に掲げられているのですが、「猛禽撮影者」歩行禁止の看板はありますか?(「歩行禁止」とか「餌付け禁止」はあるけど前者は無視されてますよ)。


■「霊峰伊吹山の会」のホームページによると5月中旬に頂上台地のシカ侵入防護柵(AF柵 )の補修が行われています。いつ侵入したのかわかりませんが東遊歩道側のエリアに10頭ほどシカが確認できました。一方で、荒らされた痕はあちこちにありましたが中央、西側ではシカは見つかりませんでした(灌木の木陰で休んでいる可能性はありますが)。今のところ昨年よりは入られ方がマシなように思います。(とこの時は思いましたが・・)

■DW中腹からの伊吹山。こちらからも裸地化がわかる。


■駐車場の人工崖の草花











■はじめクマタカかと思ったけど、後で確認するとハチクマだったよう。駐車場の上級を旋回。























■ボックスに協力金を投入し西遊歩道エリアへ。


■農法白山とその奥にうっすらと雪を被った白山





■西遊歩道も動物が荒らしたあと





■ひっそりとフデリンドウ








■アサギマダラが優雅





■滋賀県北部と琵琶湖


■初めて見たときは驚いた大柄で美しいグンナイフウロ。伊吹山が南西限の分布上希少種。これも柵がない所ではシカが入れない断崖以外無くなってしまった。


■シモツケソウ再生実験区のスポット防護区。8月初めにシモツケソウだけでなく様々な花が咲く。


■西エリアの柵外の展望ピークからの琵琶湖


■西エリア柵内。荒れているように見えるけど・・・


■柵の内外の差が無いように見える。


■中央遊歩道エリアのドリーネ周辺


■山小屋のご主人がシカの食害を見かねて独自にスポット防護を設置。外周の柵だけではシカは侵入してくる。


■ユカエルというシカ侵入防止の装置が雪で壊れている。金属でもやはり斜面での雪の移動の圧力には耐えられない。


■荒れた斜面。ユカエルが壊れていたらシカは入り放題


■山小屋ご主人自作のスポット防護(法律的に大丈夫かな? 出来れば伊吹山を守る「自然再生協議会」が設置してほしい)





■米原市の田園風景


■東遊歩道エリア。ここはまだ柵の設置途上のよう。





■人を恐れないアナグマがいる


■東エリア下部から


■スポット防護区の中は植生が違う


■シカ牧場(仮)


■やはりいた











■一周終り


■撮影一等地でイヌワシを狙うカメラマンの皆さん。一昔前までは希少植物が生えているとして、自然保護団体との軋轢があった。もはやシカの食害でそれどころではなくなった。イヌワシが暮らす多様な自然を守るためにも協力金にご協力を。


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