令和元年8月25日伊吹山 正面往復 斜面の荒れが目立つ。


先日の白出沢で最後の踏ん張りがきかず、体力低下を痛感しましたが、伊吹山ではどうかと、少しハイペースで登りました。登山口から三角点まで、2時間と6分。割と調子よかったのですが、2時間切れなかった。かっとび伊吹の選手に追い立てられないとむりかな。

■今日は朝から気温が低めで気持ちよく登れました。いつもはよく見る鹿の群れも、霧のためほとんど見えず、気にせずに登れました。ただ、荒れた斜面を見ると多少気が重くなりました。

■あと、気になっていた偽登山道(人に踏み固められて道の様になった本来道でない道。雨の澪筋や獣道)に緑のロープが張られ、迷入できなくなっていました。その他の偽登山道に私が個人的に張った白いロープも緑のロープに張り替えられていました。私が去年張ったものと、最近張ったものがあって、最近のものは短い使命を終えてしまいました。でも少しは役に立っていたと思います(緑は風景に溶け込んでしまうので、もう少し目立つ色の方がよいかもしれません)。張っていただいた皆様。ありがとうございます。鉄の杭やロープは相当重かったと思います。

■下山時にロープが張られていない場所で、まだ、迷入されているご夫婦がおられました。八合目休憩所のすぐ下の岩が露出したコーナーです。確かに、注意を払っていないと下から鋭角に曲がらず直角に上へと曲がってしまう迷い込みやすい場所ではあります。そのほか後一カ所迷い込みそうな場所がありました。さて、どうしよう。

■鹿が簡単に見つかるほど多くなってしまった伊吹山。ほっとけば霊仙の様に禿げ山になって、固有種も絶滅してしまう。早く元の伊吹山にもどってほしい。寒冷化して自然と鹿が減ってくれる以外ないのでしょうか。

■07:31


■一合目。変わった葉の付き方のメハジキ。


■2合目 08:02


■3合目ユウスゲ保護区。ユウスゲの季節は終り。 08:25


■キセワタ


■5合目から上は雲の中


■枯れているのはイブキガラシ。鹿の不嗜好植物。斜面は荒れ放題。


■登山道周辺も荒れている。


■最近白のロープを張った偽登山道入り口に緑のロープが張られている。


■私のロープは地面に捨てられたままだったので、杭に巻き付けておく。また使えるときが来るかも。


■9合目手前に張った白のロープも緑のロープに張り替えられていた。緑だと周りに溶け込んでロープが見えにくいので、白、黄色、オレンジのロープの方がいいかも。


■9合目 09:31


■シンボルの一つ。日本武尊像。


■三角点 09:37


■東遊歩道へ下りていく。サラシナショウマやイブキトリカブトの季節。




















■湿ったところだとどこにでもある花だけど、小さいながらかわいらしくて綺麗な花。














■小休止。DW山上テラスの山菜蕎麦。伊吹山は蕎麦の発祥の地(といわれている)。その本来の土地は鉱山に消えてしまった。


■ここから西遊歩道。昨年は完璧に鹿をシャットアウトしていたと思って、今年も期待したけれど、どうも今年は不十分だった。ここだけは、鹿を一頭たりとも入れたくない。
花弁のめくれ方で印象が変わるクサボタン




















■伊吹山の代名詞の一つ、シモツケソウ。








■固有種のコイブキアザミ


■石灰岩を好むヒメフウロ。夏から秋まで花を付けている。


■とげが強烈に鋭いのに、鹿の好物。ツキノワグマも食べる。





■もりびとの会様が保護するシモツケソウ保護区。網に囲われている。














■これも固有種


■観光客の方もたくさん。


■下山開始 11:33





■8合目付近で休む鹿


■道でないところを登っておられる。「道じゃないですよ!」と声をかける。驚かせてごめんなさい。8合目休憩所のすぐ下。左コーナーで、確かに道がわかりづらくなっている。鹿に荒らされ、道とガレ場の堺が余計にわかりにくくなっている。


■香りが強いせいか、鹿に食べられていないイブキジャコウソウ。


■群生すると見応えがある。


■本来はもっと背の高い緑で覆われていた。


■5合目から見上げても斜面の荒れ具合はわかる。


■3合目の林内を散策していて振り返ると遠くに大きなワシ。


■拡大すると頭が黄色っぽい。


■ゴールデンイーグル。イヌワシ。


■悠々とした姿





■2羽いる。


■まさに空の王者。しかし、私のレンズではこれが限界。


■鉱山の方向へ消えた。


■ミツバフウロが群生





■1合目。開放感のある旧スキー場ゲレンデ。


■下山 14:07


■霧で鹿はほとんど見えなかったけれど、斜面の荒れ方や花の少なさばかりに気が行ってしまう。


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